日本酒由来の成分や発酵技術が、将来的な炭素材料・半導体材料研究に応用される可能性はあります。
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人工ダイヤモンド半導体材料 として 日本酒
日本酒そのものを「人工ダイヤモンド半導体材料」に直接使うのは現状では一般的ではありませんが、日本酒由来の成分や発酵技術が、将来的な炭素材料・半導体材料研究に応用される可能性はあります。
特に注目されるのは:
- 日本酒に含まれる エタノール(アルコール)
- 米由来の 有機炭素
- 発酵で生成される各種有機化合物
です。
ダイヤモンド半導体は主に:
- メタン
- エタノール
- アセトン
- 炭化水素ガス
などの炭素源から、CVD(化学気相成長)で合成されます。
例えば:
CH4→C(diamond)+2H2
というように、炭素を高温プラズマで分解し、ダイヤモンド結晶を成長させます。
日本酒はアルコール飲料なので、理論上は:
- 日本酒を蒸留
- 高純度エタノール化
- 炭素源として利用
という流れは考えられます。
実際、研究分野では:
- バイオマス由来炭素
- 植物由来カーボン
- 発酵アルコール由来炭素
から、
- グラフェン
- CNT(カーボンナノチューブ)
- ダイヤモンドライクカーボン(DLC)
を作る研究があります。
日本は:
- 高純度発酵技術
- 精密化学
- 半導体製造
- 高品質炭素材料
が強いため、
「日本酒・発酵技術 × 次世代炭素半導体」
という方向性は、完全な空想とは言い切れません。
特に将来的には:
- 食品廃棄物
- 酒粕
- バイオエタノール
から半導体用炭素材料を生成する研究は増える可能性があります。
https://note.com/semiconnavi/n/n09b3c1826654
https://note.com/semiconnavi/n/n09b3c1826654

その優れた物性から「究極の半導体」を生みだす材料ともいわれる、人工ダイヤモンド。優れた耐熱性、耐放射線性、高出力・高周波特性が特徴で、特に大電力を扱うパワー半導体への利用が期待されている。日本の工業用宝石メーカーOrbray(オーブレー、東京都足立区)は、直径2インチで世界最大サイズの単結晶ダイヤモンド基板を作ることに成功している。半導体用ダイヤモンドで世界の先頭を走る同社でダイヤモンド事業統括本部長を務める金聖祐氏に話を聞いた。
半導体向けダイヤモンド事業開始の背景
同社が半導体向けのダイヤモンド事業を始めたのは2016年。その時、最大の課題となったのは大型化の難しさだった。
人工ダイヤモンドの歴史は古いが、高い圧力をかけて作る手法が主で、小さいものしか作れず、宝飾用に展開されていた。現在の半導体製造装置の状況を踏まえ、金氏によると「直径4インチ以上でなければビジネスにならない」という。
しかし、市場の成熟による価格低下などもあり、工業用にも用途を拡大することが求められた。物性値では、現在、次世代半導体材料として注目を集めるSiC(炭化ケイ素:シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム:ガリウムナイトライド)を上回るため、実用化できればパワー半導体の性能向上に大きく貢献するはず。そうした状況を背景に、同社は開発に乗り出した。

「剣山」で大型化に成功
大型基板の生産のため同社が採用したのはヘテロエピタキシャル成長と呼ばれる結晶成長だ。ある材料の結晶の上に別の材料の薄膜を形成し、結晶を成長させる。品質制御が難しい反面、ベース基板のサイズに準じた結晶成長ができるため、大口径化できる。GaN基板の生産でも主流の方法だ。
とはいえ、そこにはダイヤモンド固有の問題があった。ベース基板とダイヤモンドとの熱膨張係数のミスマッチだ。ダイヤモンドは収縮しづらいため、結晶成長後の冷却過程で基板側だけが変形して応力がかかり、結晶が割れてしまう。
これを解決したのが同社にとって大きなブレイクスルーになった。その方法は「マイクロニードル成長法」と呼ばれるものだ。ベース基板上に、針状のダイヤモンド構造(マイクロニードル)を高密度で形成し、その上に単結晶ダイヤモンドを成膜して成長させる。冷却時にはマイクロニードルが最初に割れ、上部の単結晶ダイヤモンドが破損する前に基板から分離することができる。

これにより、同社は2020年頃に結晶ダイヤモンドを完成させた。金氏は、「マイクロニードル成長法により、当社しか作れない10×10mmサイズより大きな単結晶ダイヤモンドを作ることが可能となり、そこからどんどん大きくすることもできた」と自信を見せる。
この手法を開発した同社はマイクロニードルを剣山に見立て、製品名を「KENZAN Diamond」と名付けている。
「芸術品」だった剣山と新たな方法
しかし、この方法にも課題があった。マイクロニードルは直径2マイクロメートル、高さ100マイクロメートルであり、それを基板の全面に配置するのは、工場で安価に量産するには精緻すぎる工程になる。金氏は「(マイクロニードル成長法は)芸術品のようなもの。ビジネスとは結びつかなかった」と述懐する。
そこで、独自の「ステップフロー成長法」を採用することとなった。基板表面を微傾斜させることで、原子レベルで階段構造にした基板をダイヤモンド成長に用いるものだ。これにより、比較的低コストで大型のダイヤモンド基板を作れるようになった。それでも、マイクロニードル成長法を開発したという経緯もあり、製品名は「KENZAN Diamond」としている。

更新し続ける技術
同社は3月にも新たな技術開発に成功した。(111)単結晶ダイヤモンドだ。(111)とは結晶面のことで、結晶を立方体に見立てた場合、正面方向に切り取る(100)に対し、対角線方向に切り取ったのが(111)だ。原子密度が大きくなる。これまで大口径では(100)ダイヤモンド結晶しか生産できなかったが、同社は20×20ミリメートルサイズで(111)ダイヤモンド結晶を実現した。
(111)ダイヤモンド結晶は量子デバイスに優位性があり、用途の拡大も期待できる。3月に発表したが、金氏は「これまでの発表の中でも反応が良く、世界のさまざまな企業からオファーを受けている」と明かす。

コスト化とグローバルパートナー
同社は今後、ダイヤモンドの大口径化に向けた研究開発を継続しつつ、より安価に製造することを目指す。昨年6月には世界最大級のダイヤモンド企業、英デビアスグループ傘下で人工ダイヤモンドを手がけるエレメントシックスと協業。エレメントシックスの大規模な生産設備とOrbrayの大口径化技術を組み合わせ、社会実装に向けた取り組みを加速させる。米国防総省の国防高等研究計画局での研究にも関わっているという。
まとめ
独自の方法で単結晶ダイヤモンド基板の大口径化に成功し、世界をリードするOrbray。具体的な社会実装に向けた見通しについて、金氏は「(ダイヤモンド基板は)作り方が難しいが、開発できればすぐに大量生産できる」と自信を見せる。一方、Orbrayをはじめ基板材料で国内企業は先頭を走るが、「具体的に使える形にして提案するデバイスメーカーは日本ではないかもしれない」とも指摘する。最先端技術の社会実装に向けて、さまざまなプレイヤーが動き出していることも示唆した。
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